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2014年 08月 12日

scene777:シラスとウシハク -ウシハクの世界-

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Leica M9-P + Voigtländer NOKTON 50mm F1.1
鞆の浦
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今日は昨日のUPのscene776:なぜ中国人店員の態度は悪いのか?私の中国駐在中の経験談からの続きです。

「シラスとウシハク」
聞きなれない言葉かと思いますが、この考えは非常に重要です。

逆にこれをわかれば、中国、韓国その他、独裁国家(いや、日本以外の国かな)の思想がわかります。

今日は非常に重要なお話しです。(長くなるので明日まで続きます。)

日本人とその他の国が違うのはこの思想です。日本人はシラス。他の国はウシハクです。

昨日の記事の最後に

エライ人からみれば、そうでない人は「人ではない」のです。

また「エライ人なら、そうでない人は何されても仕方がないという文化があると言う事です。」

と記載しましたが、これは簡単に言えば「奴隷制度」の事を指します。


つい70年までは黄色人種や黒人は白人からすると人ではないという文化がありました。

たしかに、アメリカでは1862年に奴隷解放宣言がありリンカーンが南部連合が支配する地域の奴隷たちの解放を命じましたが
それはその地域の人たちの話であり、第二次世界大戦の際には立派に各国が植民地を持ち、同じく日本人も
「人ではないので戦時国際法では許されない一般市民の大量虐殺を行っても問題ない。」ので沢山の人が亡くなりました。

「それは日本が悪いからだ」と戦後の教育現場ではGHQの指導の元徹底的に洗脳されたのでわからないだけの話です。

おまけに原爆は広島がウラン型で長崎はプルトニウム型であり、二種類の原爆の比較実験をしたかったのですが、
日本人は「人ではない」ので実験されたのでした。

もちろん、日本人は人間は肌の色がちがっても皆人間だという考えです。

当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、最近までそうではありませんでした。

国際会議において、人種差別撤廃を明確に主張したの国は日本が最初です。
「人種的差別撤廃提案」を第一次世界大戦後の1919年パリ講和会議の国際連盟委員会において発表しています。

もちろん、各国、特にアメリカ、イギリス、オーストラリアなどは多くの植民地を抱えており、猛反対し否決されました。

有色人種は人ではないのです。

日本はなぜ、そういう考えではないのか?

それは昨日の記事の通り、古事記に実は記載されてあるんです。




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Leica M9-P + Voigtländer NOKTON 50mm F1.1
鞆の浦
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古事記の「因幡の白兎」の話で有名な「大国主神」の話で「国譲り神話」があります。

ものすごく簡単にいいますと、

『出雲地方を治めていた大国主神が、大和朝廷(天照大神様を筆頭とする高天原勢力)に国を譲り渡した』という日本神話です。

大国主神一生懸命努力して自分を鍛え、また母や仲間たちの助けも借りることで、最後に出雲地方を治めました。

だから名前も「大いなる国の主(ぬし)」だから、「大国主神」(おおくにぬしのかみ)というわけです。

しかし、この名が明らかなように、実は大国主の治政のやり方は、国の主人となる、すなわち領土領民を私的に支配してその上に君臨する、という統治形態であったとわかります。

この統治手法、すなわち「領土領民を私的に支配する」という方法を、「ウシハク」といいます。

「主人(うし)」が「履く(はく=所有する)」

つまり、主人が自分のものにする、という統治手法です。


ですからこの「ウシハク」は、「国の主人となって領土領民を私的に支配すること」、
つまり西洋や大陸のかつての王国で行われたことや、国家による他民族の奴隷的支配構造などにおける統治手法を示す言葉です。

ここで、昨日のウエイトレスの話に戻りますが、喫茶店のウエイトレスはモノ(コーヒー)を持っていて、私はそれがほしいので変わりにお金を払うという図式です。

彼女からすると私より彼女の方が立場が上になります。

ウシハクの世界で生きて来た彼女からすれば、立場が上の方が「絶対的な存在」です。
だから、偉そうにできるのです。

逆の立場なら彼女は絶対的なほど卑屈になります。考えられないかもしれませんがこれは本当なんです。

なぜならウシハク文化では対等な関係はないのです。
支配するか、支配されるか。上下関係しかないのです。それがウシハクです。

また、私の体験談では部下や同僚の香港人や中国人(特に中国人)は絶対に間違いを認めない。
日本では正直者は救われますが、あちらでは間違いを認めると体罰(もしくは首を刎ねられる)です。

「馬鹿」と言葉の諸説ありますが、ここにも表れています。
中国の皇帝に馬を献上した際に皇帝が「これは鹿ではないか?」と聞いて「違う」と言った人が処刑にあったとか。

皇帝(立場が上)の人を否定する方が馬鹿だと言う事ですね。そして皇帝は民に対して何してもOKと言う事ですね。

その文化が染みついているので、間違いを認めない代わりに自分を正当化させる為に平気で嘘をつきます。
(ちなみに、日本人の事をよく知っている香港人や中国人はこの限りではありません。正直に言います。)

自分の非を認めると終わりだからです。

私はこのウシハクの話を聞いて、珠海(ジュハイ)のウエイトレスと中国人の態度の謎が納得できました。

今日の話、お分かりいただけましたでしょうか?

もしイマイチピンとこんぞ!と思ったあなたも明日の話を見て頂ければお分かり頂けるかも。
これは、本当に大事な話なので是非明日も読んでいただきたいです。

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by rangefinder-love | 2014-08-12 17:00 | 本当に伝えたい事 | Trackback | Comments(8)
Commented by syaraku-sya at 2014-08-12 17:37
こんにちは。
「ウシハク」の意味が良くわかりました。
中国の人たちは、絶対に謝らないとよく聞きましたが、こうゆう事なんですね。
でも。。よくこれで中国の経済は成り立つものですね?
自分の非を認めず平気で嘘をつく。。これで企業(会社)はちゃんと廻るのでしょうか。
不思議でしょうがありません^^;
Commented by akirasoftil at 2014-08-12 21:19
なるほど!
興味深い話ですね。

なかなか付き合うのが難しそうですね。。。
そして、手強そうですね。
Commented by YOU at 2014-08-12 21:41 x
会社で同じフロアに中国の方がいらっしゃいますが、あまりそのような態度ではなく、極々普通の日本人的な接し方をしていますね。でももしかしたら心中は真逆のことを考えているのでは...あまり考えたくないですね(笑)
Commented by g_voyageur at 2014-08-12 22:37
そういえばウエイトレスのお話、
自身が経営者で「持てる者」の態度をとるならまだ分からないでもないですが、
雇われという身分なら「所有」はしていないワケです。
それでもなお客の上に立とうとするのはやっぱり理にかなっていない気がします。
明日も楽しみにしております。
Commented by rangefinder-love at 2014-08-13 17:42
★syaraku-syaさん だから駐在員は大変なんですよ〜。
まちがいだらけだったりしますね〜。
中国人同士の取引もどんなのかは、私もちょっと想像できません。
とにかく、ウエイトレスの件で一緒にいた日本人の方は、だから、賃金が安いと言って、中国に商売を展開する自体がムチャクチャなんだと言われて、納得しました。
Commented by rangefinder-love at 2014-08-13 17:55
★akirasoftilさん 日本人同士なら、あえて言わなくても好い事も、しっかり言わないといけないし(それでも認めないから大変ですけど)、とにかく、疲れます。本当に疲れます。
私は疲れ果てました(-。-;
Commented by rangefinder-love at 2014-08-13 18:03
★YOUさん ブログでも書きましたが、
>(ちなみに、日本人の事をよく知っている香港人や中国人はこの限りではありません。正直に言います。)
それと、そんな人でしたらYOUさんの会社で働けないでしょう
^^
Commented by rangefinder-love at 2014-08-13 18:07
★g_voyageurさん なるほど…。
ではこれではどうでしょう。ウシハクの世界におもてなしの心はありません。支配されて奴隷のように主人の言いなりになる。
それが、近いかもしれません。
でしたら、立場が上か下しかないのですから、例え自分の所有物では無くても、物をあげる側なので、そう言う態度になるのではないでしょうか?


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