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2015年 02月 04日

scene954: マッカーサーと昭和天皇

scene954: マッカーサーと昭和天皇_e0253132_23133113.jpg
Leica M9-P + Voigtländer NOKTON 50mm F1.1
2015-01-17  井の頭公園
*写真を1クリックすると大きくなります。

またまた昨日からの続きです。

昭和20年9月27日のことです。

陛下が一人の通訳だけを連れて、マッカーサーのもとを訪れました。

「ついに天皇をつかまえるべき時が来た」

事前に連絡を受けていたマッカーサーは、二個師団の兵力の待機を命じました。

すでにこの時点で、陛下をどのようにするのか、GHQの中でも議論が交わされていました。
方針は大きく分けて3つありました。

1 東京裁判に引き出して絞首刑に処する。
2 日本共産党をおだてあげ、人民裁判の名のもとに血祭りにあげる。
3 支那に亡命させて秘密裏に殺害する。

いずれにしても、陛下を亡きものにすることが決められていたのです。

マッカーサーは、陛下が命乞いに来られるのだと思いました。

ですから彼は、傲慢不遜にもマドロスパイプを口にくわえ、ソファーから立とうともしませんでした。

椅子に座って背もたれに体を預け、足を組み、マドロスパイプを咥えた姿は、陛下をあからさまに見下した態度であったわけです。

そのマッカーサーに対し、陛下は直立不動の姿勢をとられ、国際儀礼としてのご挨拶をしっかりとなさったうえで、このようにおっしゃられました。




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Leica M9-P + Summilux 50mm F1.4 ASPH.
2015-01-01  梶無神社
*写真を1クリックすると大きくなります。

「日本国天皇はこの私であります。
 戦争に関する一切の責任はこの私にあります。
 私の命においてすべてが行なわれました限り、
 日本にはただ一人の戦犯もおりません。
 絞首刑はもちろんのこと、
 いかなる極刑に処されても、
 いつでも応ずるだけの覚悟があります」

弱ったのは通訳でした。
その通り訳していいのか?

けれど陛下は続けられました。
                                  
「しかしながら、罪なき八〇〇〇万の国民が住むに家なく、
 着るに衣なく、食べるに食なき姿において、
 まさに深憂に耐えんものがあります。
 温かき閣下のご配慮を持ちまして、
 国民たちの衣食住の点のみにご高配を賜りますように」

マッカーサーは驚きました。

世界中、どこの国の君主でも、自分が助かりたいがために、平気で国民を見捨てて命乞いをし、その国から逃げてしまうのが、いわば常識なのです。

ところが陛下は、やれ軍閥が悪い、やれ財閥が悪いという当時のご時勢下にあって、

「一切の責任はこの私にあります、絞首刑はもちろんのこと、いかなる極刑に処せられても」

と淡々として申されたのです。

マッカーサーは、咥えていたマドロスパイプを、机に置きました。

そして椅子から立ち上がりました。

そして陛下に近づくと、今度は陛下を抱くようにして座らせました。

部下に、「陛下は興奮しておいでのようだから、コーヒーをさしあげるように」と命じました。

マッカーサーは今度はまるで一臣下のように掛けていただいた陛下の前に立ち、そこで直立不動の姿勢をとりました。

「天皇とはこのようなものでありましたか!
 天皇とはこのようなものでありましたか!」

彼は、二度、この言葉を繰り返したそうです。

そして、
「私も、日本人に生まれたかったです。
 陛下、ご不自由でございましょう。
 私に出来ますることがあれば、何なりとお申しつけ下さい」と言いました。

陛下も、立ち上がられました。
そして涙をポロポロと流しながら、

「命をかけて、閣下のお袖にすがっております。
 この私に何の望みがありましょうか。
 重ねて国民の衣食住の点のみにご高配を賜りますように」と申されたのです。

そののちマッカーサーは、陛下を玄関まで伴い、自分の手で車の扉を開け、陛下をお見送りしました。
そして、あわてて階段を駆け上がると、これまでのGHQの方針を180度変更するあらたな命令を下しています。


マッカーサーは陛下との引見で、初めてわかったんです。

「天皇を亡き者にしたら、大変なことになる。」と…。

どうして日本人は爆弾抱えて突っ込めるのか。

天皇の元で暮らせる日本国民がいかに幸せだったか。

天皇と国民の間の何をもっても断ち切ることができない強靭な絆を見てしまった。

(会社で左遷されようが、クビになってもいい、部下を守るんだ!という上司だったら部下頑張りますよね。
 それと一緒です。いやそれ以上か…。命掛けてるんだから。)

もし天皇を処刑なんかしたら、硫黄島攻防戦や沖縄決戦の再来だと。

本当に一億人が竹槍を持って出て来るでしょう。そしたらマッカーサーだって命がないと。

何百万人投入したって、日本列島制圧なんかできません。

昭和天皇から日本人の強さの秘密を知ってしまった。

GHQとしても、もうこういう人たちとは戦いたくないと心底思ったんです。

だから方針転換しました。

「日本人を骨抜きにする。あからさまにしたらバレるから100年ぐらいかけてゆっくり骨抜きにしようと…。」

まずは軍と財閥を解体し、皇室財産を摂取し、独立禁止法を制定して企業体がまとまらないように分散させる。

でもそれだけでは足りない。日本人の精神が残っている間はまた奴らはやるかもしれない…。

日本人の精神…。
例えば、天皇処刑、皇室廃止、神社仏閣すべて廃却、日本語禁止、和服、日本酒もダメなどの
日本文化は全面禁止。なんてしたら日本人竹槍また持って戦うでしょう。

なので、情報統制、憲法改正、東京裁判、などを行って最後は教育簒奪です。

これが決定的でした。全ての教育を変えました。

先日お話しした教育勅語と修身もその内の一つです。根底から変えた。

そして2つの事を禁じました。

「日本人の誇りを教えてはいけない。」

「神話を教えてはいけない。」

自虐史観ばかりを学校で教えられて、日本人としての自覚と誇りが育つはずもありません。

日本を愛する事なんてできません。

神話を教えなくなった日本は天皇というものがどういう存在かがわからなくなります。

以前私自身も天皇っていらないんじゃないの?お金もったいないやん。って思った時期もありました。

これをやったんです。

私は古事記を読んで理解しましたので、それがいかにとんでもない考えだったのか今はわかります。

以前ブログで言いましたが、アメリカなどのGHQは神話を教えちゃいかん!と言いながら自分たちの国では

みっちり教えています。ギリシャ神話と旧約聖書を。

だいたいこの二つをしらないとアメリカンジョークがわからないんですから。

昔の教育なんかすると軍国主義に戻ると教えられませんでしたか?

もしくはそういうイメージを植え付けられませんでしたか?

違います。
そうなると日本が本来の日本人に戻っちゃうんでそういうマインドコントロールをするように教育の中に、
特に歴史教育の中に組み込まれて何も知らない私たちが信じているだけです。

昔の教育は素晴らしいです。

この当時公職追放で20万人が追放されています。
その後にはGHQの息のかかった日本人や共産主義者が大学の教授になりました。
その教授は自分の教え子を学校の先生につけました。

その元で敗戦後の教育はスタートしてたのです。

彼らの元、日本は日本人としての誇りを、日本としての目標をもっちゃいかん!と教えられてきたのです。

日本人が共通する目的なんかもったら、また戦争になる悪い民族だ、怖い民族だと洗脳させられてきたのです。

こうして70年間、私たちはその教育を素直に受け入れ、私のような事を言う人間が異端児になったのでした。

いかがでしょうか?
いかにして日本が目標を持ってはいかない国になったのかなんとなくお分りいただけましたでしょうか?


では今の日本はどのような国を目指したらいいのでしょうか?

そして個人の夢がもっと叶えたいと思うような世の中になるためには…。

政治家がもっともっと頑張らなければなりませんよね。

では今の政治家はどうなんでしょうか?

あなたは国を思う政治家の思いをご存知でしょうか?

知ろうとしたことはありますでしょうか?

またづづきます。

本日の内容は

竹田恒泰先生の著書「古事記完全講義」
から一部を抜粋し、自由時間が再編し、私の意見を述べさせていただきました。

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by rangefinder-love | 2015-02-04 17:00 | 本当に伝えたい事 | Trackback | Comments(6)
Commented by SAKURA at 2015-02-04 20:01 x
私も恩師からこのことを教えてもらいました。
そのとき、天皇の尊大さと大きさを改めて感じました。昔のヒトたちが天皇=神とあがめていたことは、あながち間違いではないと思いました。
教育については、子供を育てるときにさまざまな場面で教育とはなんぞやか~を学びました。私の両親の時代はそんな余裕がなかったのでしょうが、今の子供たちは親の考え方でよい教育を学ぶことができてシアワセだと思います。
いい記事でした。ありがとうございます。
Commented by rangefinder-love at 2015-02-05 00:27
★SAKURA さん いつもコメントありがとうございます。
素直に嬉しいです。^^
マッカーサーと昭和天皇の話は結構知られていますよね。
でも今日の側面で書いたドキュメンタリーTVはなかったと思います。
そして最後のコメント、私はそうは思えないんです。
親の考え方自体が敗戦後教育でズタズタにされていますので・・・。
今一度親の考え方ではなく、国として教育改革をしなければ、子供達は私たち同様に不幸になると思うんです。

(意図された内容と違っていたらすいません。)
Commented at 2015-02-05 11:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by azukiyarou at 2015-02-05 15:37
こんにちは。
王家を持たないアメリカは皇族の存在に憧れがあり、とても羨ましく思っている。
といった話を聞いた事があります。

自分達の足元をしっかり固めてこその個人の発展=国の発展だと思うのですが、
立っている足元の土台を否定してしまうような教育では自分自身も大切にできないですよね。
一連のお話を読ませていただいて、そう感じます。
Commented by rangefinder-love at 2015-02-06 00:00
★鍵さん こんばんは。ありがとうございます。そちらに鍵コメいれましたよ〜。
Commented by rangefinder-love at 2015-02-06 00:01
★ azukiyarouさん そうなんです。まさにその通りなのです。長々毎日書いているのにかかわらずワタシの思いを読み取っていただけて嬉しいです。
お互い親の身。しっかりと周りに、子供に伝えていきましょう。^^


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